えひめ愛フード 推進機構

ニューサマーオレンジは三瓶町の特産品で約９０年の歴史があります。果実の美味しさを追求するため、5月の開花時に一つ一つ丁寧に授粉し、果実に袋をかぶせ翌年の春まで樹上で大切に育てた手作りの逸品です。初夏の果実の中でも糖酸バランスのとれたさわやかな食味です。食べ方は柑橘の中では独特で、黄色い表皮をりんごのように薄くむき、内側の白い部分をつけたまま果肉をそぐようにして食べます。この白い部分には食物繊維などが多く含まれており、最も効率的に美味しく機能成分を摂取できる果実です。

昔ながらの栽培技術を重視し、畑からの恵み（菜種粕）、海からの恵み（魚身粕・魚ぼかし）を中心に配合した肥料の施用。病害虫の防除は登録農薬を安全使用基準のもとでいかに少ない防除で安全・安心な高品質品にするかを重点として取り組んでいます。

三瓶町のニューサマーオレンジの栽培は大正初期から始まり約９０年の歴史があります。愛媛県のニューサマーオレンジは、全国第４位の生産量を誇り、その中の三瓶共選管内は県内１位の生産量で全国有数の産地です。恵まれた気象・土壌条件を最大限に活かし、長年培われてきた栽培技術と生産努力で高品質果実の生産を続けています。